名古屋の新築レストラン内装で特殊塗装 | 外壁塗装や壁画デザインに関する幅広い工事を愛知県エリアで手掛けています

毎回ですが、塗装は新築工事や改修工事の中でもかなり最後の方にスケジュールが組まれていますので、日程に今回も余裕がありません。

それでも、できるだけ建築設計デザイナー様やお施主様の理想を現実に形にしたい、

そのためには、どの道具で、何人で、どんな工程で、どんな手法で進めていくか、

という現場に入る前の打ち合わせや試作が大事なのです。

今回は、デザインからしてローラーではなくハケでの塗装になります。

弊社の職人さんは、美大出身の方が多く、筆や刷毛の跡を残して描く、ということにも感覚的に慣れています。

（もちろん、美大を出ていなくても、沢山練習してその技術を自分のものにしていらっしゃる職人さんも沢山います）

こういった絵画的な塗装はやっぱり上手い！

色やバランスが美しく、大手メーカーの洗練された既製品のように整っています。

現場では、現場監督さんだけでなく他社の職人さんが、「さすが専門職ですね！」と見学に来られることもあります。

近年、ベルギーの左官材料でモールテックスというのが大流行りしていますが、同じようにヨーロッパのメーカーの左官材料、漆喰や塗料は現在多種多様なものが日本に輸入されております。

そのほとんどが、ライセンス制度になっており、

訓練をうけて、免許をもらった職人さんだけが施工可能となっています。

弊社では

Moireモアレ Valpaintバルペイント などの高級な塗料、漆喰材料

MPCエムピーシー　などのデザインコンクリート

haymspaintヘイムスペイント　などの環境に優しいエコ塗料

などなど、様々な特殊塗料を扱っております。

天井には、また別のエイジング塗装が施されます。

レストラン内の特別個室になる場所の高級感を出すために、その部分だけ特殊塗装が施されるようです。

こちらも、メタルカラーの塗料による特殊仕上げとなっております。

メタル塗料というのは、なぜか日本の塗料メーカーさんはあまり出していないんですね。

車の塗料などにはあるのですが、色が限られているうえに、板金屋さんでないと取り扱いができす、特殊な下地やトップコートが必要なので、普通に建物の内装に使うには全然向いていません。

というか、できなくはないですが、かなり費用が膨らみます。高級品でも、こういった内装用の特殊塗料を使用した方が結果お値打ちになります。

建築設計士や建築デザイナーの方々が、弊社に相談に来られる時に、オーナー様に特殊塗装をするとどの程度の変化があるのか、（予算を増やす理由になるのか）知りたいと言われるので、サンプルを作ってほしい、

というご依頼のされ方が多くあります。

こちらの天井を見ていただくと、白い天井と、特殊塗装をした天井では、イメージが全く違う部屋になることがわかっていただけるかと思います。

また、上の方に写真をのせております間接照明器具だと、同系色の下地塗装がしてありますので、違いがさらによくわかると思います！

こちら、施工途中経過です。かなり荒々しいですが、お客様のお好み次第ではこういった仕上がりになることも。

完成です！途中の写真と比べると、穏やかに落ち着いた仕上がりになりました。

現場監督様も「おお！すごい！」と驚きの声をあげてほめてくださって、職人さん達がその声に喜んでおりました。

今回もかなり大急ぎで仕上げなければいけない現場でしたが、無事ご満足いただけて良かったです！

ありがとうございました。