窓のフレームを中心にプロヴァンス風(南仏:洋風)なエイジングを承りました。
プロヴァンス(プロバンス)風エイジングとは、南フランスの東部地方 プロヴァンスの、
ゆったりとした穏やかな時間の流れる町並みや雰囲気を意識した、どこか懐かしさを感じられるような表現
のエイジングです。
今回は、施工主様が歯科医院でしたので、まず意識したのが“清潔感は失われない様に”ということ。
一見、清潔感とエイジング(古びた表現)は真逆なイメージですが、芸術家の技術と表現力により、依頼者様のご希望を実現していきます。
作業工程
MER-める-の仕事は、洋風モダンに仕上がっている状態からスタートします。
あくまで“エージング”ですので、全体を古びた感じにしなければなりません。
窓枠だけを施工してしまうと、壁との仕上がりに違和感が出てしまいます。
ですから一度仕上げた壁も、改めて削ります。
お客様によっては「完成したものを壊してしまうの!?」と不安に感じる方がおられるかもしれません。
せっかく仕上げたのに壊すのは勿体無いように感じますが、最終的に“エージング”としてまとめる為の工程の一つなのです。
窓枠を中心に施工していき、壁も新しさが浮かないように、より良い雰囲気のある外装に変身させます。
まずはベースの色を何パターンか実際に塗って、施工主様と相談しながら決めていきます。
ハンマーとノミを使用してフレームを割ったり、筆と刷毛を使ってコケやヒビなどを描いていきます。
この事により長いあいだ時間をかけて朽ちて、風化していった様子を表現しております。
窓枠にコケを描き、草木と溶け込み合うようにしていきます。
エイジングは一部分だけを制作してしまうと、他の部分とのバランスが合わなくなってしまいます。
ですから壁もグラインダーで削り、コケやヒビなどを描くことで窓枠と壁全体のエイジングの一体感を出すのです。
<昼>
<夜>
昼間に見せる外観と、日が落ちてからの外観と、またひと味違う印象になりました。
作業風景
一般的にエイジングを行う業者とMER-める-と異なる点は、芸術家が制作するという事です。
誰でもできる小手先の工法ではなく“描くプロフェッショナル”の技術を持って表現をします。
大きな違いとはつまり
沢山の作品を制作して培ってきた表現力
そして感性=センスです。
こうして簡単には真似のできないオリジナルのエイジングが生まれます。
スタッフにも細部までこだわって表現する事を指導しており、また、芸術を本業としていこうという意識で取り組んでいる者が多く、承った仕事に情熱をもって施工させて頂いております。
芸術家の指揮する意識の高いチームが織りなす匠の技は、ご依頼者様から大変支持を頂いております。
MER-める-ではご依頼者様のご希望を叶える為に
鉄骨・木材・どんなシチュエーションにも対応致します。
手描きで、塗料を配合するため、何パターンの配色が可能です。
企業の方、個人のオーナー様、建築士様、デザイナー様より多くのご依頼を承っています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
詳細内容
施工内容 | 洋風モダンに仕上げられた壁を削り、モルタルで出来た窓のフレームをクラックさせコケやヒビなどを描き、プロヴァンス風に仕上げました。 |
工期 | 約10日間 |
サイズ | H3×W15(m) |
素材 | 屋外用耐水性塗料 |